大井建設の礎「土木」

2019.9.24

「土木」をテーマに小学生が描いた絵との出会い

構成や色使いも見事だけれど、その絵自体が土木そのものを的確に現している一枚の絵と出会いました。

真ん中に川が描かれている。そして周りに大地。大地に川の水がはみ出さないように石が積み上げらされる。護岸が作られている。向こうを見ると、ビルが並んで街が作られている。大地に護岸が整備された川と、街。まさに土木そのものだと思いました。

一般的に、道路工事や河川工事、橋やトンネルを作ることを土木だと認識されていると思います。大昔、人が住むところには川があり、そこから文明が発達しました。中国なら黄河。インダス川のインダス文明。日本も川の周りに街が作られていきました。ダムなどがない昔の川は大雨が降ると氾濫してしまいます。ですから堤防を作ったりして大雨に備えたのです。それも土木工事です。治水といいます。ダムも治水。そこから電気や飲料水に利用することを利水といいます。道を作ることも土木ですが、水や川を治める治水が重要な仕事です。

小学生の描かれたその絵には、土木の要素がすべて詰まっていてすごいと感心しました。

土木と建築の違いは

道路やトンネルを作ったり、橋をかけたり、ダムを作るといったインフラ整備を土木と言います。構造物やビルや家を作ることを建築と言います。大昔は土木と建築の境はなく全部を土木と呼びました。技術の発達によって、様々な用途ができ、土木と建築と区別されるようになりました。

土木という言葉は、非常に古い言葉です。普通に使われるようになったのは明治以降ですが、2200年前中国の古い書物の中に築土構木という言葉があり、そこからうまれたと言われています。
また、2500年前の中国の古い書物の中にも土木という言葉が出てくるそうですが、はっきりとした由来は分かっていません。
日本でも、古事記で土木を表す記述があります。鴨長明が書いた方丈記にも街づくりを示して、土木という言葉が使われています。川があるところに文明が生まれたと言いましたが、建設業自体は、人類最古の仕事だと言われています。
例えば、縄文時代に、大きく大地を掘って、その掘った土で、堤防を作って、今でいう広場のようなものを作った跡がある。文明と呼ばれるものが発見された時には土木という技術が用いられていたのです。

計算尽くされたスケールの大きい仕事

エジプトのピラミッド。あれだけ巨大な石をどうやって積み上げていったのか、全部計算されて作られています。中の部屋に太陽の光が入るようにも計算されて作られています。今でこそ、簡単にできますが、当時は動力もない中、どうやって作ったのか想像できません。技術の聖地だと感じます。

現在土木の役割はまちづくり、インフラ整備です。ただ道を作るだけではなく、人が住むために必要な設備全体を表します。まさに、国づくりとも呼べるのではないでしょうか。とてもスケールの大きな仕事です。橋では長いものでは何キロ、トンネルだと何十キロとあります。そういう大きなスケールの構造物は他の職業にはありません。それでいて、ダムの設計の数値と実際の数値の許容範囲はプラスマイナス2センチ。トンネルだとプラスマイナス5センチ。あれだけ大きな構造物なのに、2センチや5センチの誤差で作られる精密な仕事なのです。

地元に中学校を作りたいという思い

英語で土木はcivliengineeringといいます。直訳すると、市民工学。人がそこに住むために必要なことという意味です。町が村と呼ばれていた頃、私の祖父が村役場から中学校の建築を依頼され、大勢の大工と出資者の協力のもと株式会社大井建設を創業しました。それが会社のそもそものスタート。大井建設という名前も、大井川からつけました。大勢の皆さんに支えられておりますので、地域にあり続けたい、そこに住むみなさんのためになりたい、建物からインフラ整備全て含んだ建築というフィールドでやっていきたいと考えています。小さな会社ですが、水道工事や公園整備もできる、間口の広い、役に立つ会社でありたいのです。

これから大井建設が目指すこと

70年前に町の中学校を作りたい、とそこからスタートしました。まずは地元のまちづくりということで、あらゆるインフラ整備ができる会社として頑張りたい。その中で、インフラ整備だけはなく、人が住む、住宅にも心を砕いていきたいと思っています。今の住宅に、本当に住む人のことを考えているのか、疑問があるのです。人が住むところは、気持ちよく住める、そこに住むことによって穏やかな気持ちになれる、健康になれるべきだと思います。50年100年住める家づくりを目指したい。地震の時にも壊れない家を作っていきたい。まちづくりの全てを担っていきたいと考えています。

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