冬に必要な「断熱」の話

2019.12.23

冬の断熱の大切さについてお話しします。

 

健康を害する室温ってあるの?

12月に入って、冬の寒さを感じます。朝方から寒いです。 快適な室温は夏28度、冬21度と言われています。冬の場合、21度以上あれば健康に差し支えありません。しかし、16度以下になると健康上問題があると言われています。そして、5度以下だと低体温の恐れがあります。エアコンやストーブをつければ21度になりますが、夜寝たあと暖房をつけたままのお宅は少ないかと思います。暖房を切ると室温が下がって10度とかになってしまうでしょう。寒い地域だと5度以下になることも珍しくありません。寝ている間の布団の中は30度くらいの温度です。夜中や朝方の室温が低くなった時に起きた場合、体にはどんな影響が出るでしょうか。それは血圧に影響します。温度が10度下がると血圧が7〜8上がると言われています。ということは、暖かい布団の中から寒い室内に出ることになるので、それ以上の血圧の変化が起こります。そうなると、急に血管が狭くなるので、脳卒中や心臓疾患に繋がる恐れも。いわゆるヒートショックと言われています。しかし、家そのものの基本的な性能として暖房を止めた状態でも15度〜16度くらいが確保できる家であれば、ヒートショックのリスクも減るのです。

ゼロ宣言の家の断熱材「セルローズファイバー」

断熱材は、夏暑い熱を中に入れないようにするために使いますが、冬の場合は外の冷気を中に伝えないと同時に、中で温めた空気を外に逃さないために使います。中で温めた空気を外に逃さないためには、断熱と気密が重要で、断熱をよくしただけでは中の暖かい空気が逃げてしまいます。そこで、断熱材の材料が左右します。逃さないだけでなく、蓄熱できるかが、重要なのです。セルローズファイバーは蓄熱できる素材です。新聞紙を細かく砕いたものを壁の間に機械で充填しています。断熱だけでなく、蓄熱効果も含めて効果的な素材です。
当社で使用しているセルローズファイバーは他とは新聞紙のインクが違います。ダイズインクを使った新聞紙が使われているのです。そして、その中にホウ酸が入っています。虫の害から守るためと、燃えないよう防火のためです。割合は23%。他社のセルローズファイバーはもっと少ないものが多いですが、少ないと火がつきやすいのです。 当社のセルローズファイバーは火をつけても、炭化はしますが火はつきません。燃えないのです。そして、使われているホウ酸は「ボロン#10」といい、口に入れたときに塩より6倍安全なものです。壁の中とはいえ、人体に影響があるものは使用しないのがゼロ宣言の家なのです。

ウイルス対策にもなる調湿効果

断熱はどこのメーカーもしていますが、日本で大事なのは、調湿です。セルローズファイバー自身が湿度調節を行います。夏の湿度の高い時は湿気を吸って、50%に近づける。冬は湿度が低いので、セルローズファイバーに蓄えていた湿気を吐いて、50%に近づける。家が基本的な機能として、機械に頼らずとも湿度50%に近づける。この50%という数値がすごく重要。インフルエンザのウイルスは温度が低くて乾燥していると繁殖しますが、ゼロ宣言の家は冬の間も暖かくて、湿度も50%に近いので、健康にいい室内環境を保つことがでできます。

本物の自然素材が生む、段違いの調湿・蓄熱・防音効果

ゼロ宣言の家の内装には無垢のフローリングや壁、漆喰の壁や天井を使用しています。漆喰や無垢の木も調湿効果が優れています。床暖房を売りにしている住宅メーカーもありますが、うちでは床暖房はお勧めしていません。頭寒足熱と言いまして、足元が暖かいと心地いいものですが、床暖房で全体を温めるのは難しく補助の暖房が必要なのが現状です。結果、光熱費がかかります。床の中に温水を通して床を温める方法が多いですが、そういった設備は故障した場合、非常に高い修理代がかかります。イニシャルコストが高く、メンテナンス費用がかかる可能性があるとなると、おすすめはできません。床暖房をする理由は床が冷たいから。ゼロ宣言住宅は基礎断熱を完全に行い外気を床下に入れない作りになっているので、床下が冷たくならないのです。だから床が冷えず、床暖房がなくても暖かく感じるのです。そして、吸湿する素材は発熱もします。みなさんがご存知のヒートテックは吸湿発熱の仕組みを活用した肌着です。無垢の板も吸湿発熱をしますが、合板フローリングにはそれが無く、非常に冷たく感じます。吸湿発熱によって、体感温度が変わるのです。自然素材の内装によって、人体にやさしい、快適で健康的な家づくりになっているのです。

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