木野正人さんが驚いた!月齢伐採のチカラ 【前編】

2020.11.25

今回は天竜T.S.ドライシステム協同組合さんにお邪魔します。

 

月齢伐採とは

池田社長 「今回は天竜T.S.ドライシステム協同組合さんにお邪魔します。おなじみの弊社イメージキャラクターの木野さんと一緒です。」

木野 「涼しいですね。自然のエナジーを感じますね。」

池田社長 「天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの月齢伐採材の見学に参りました。弊社の住宅ではフローリングや壁材で使っています。 天竜T.S.ドライシステム協同組合の森下さんと榊原さんにお話を伺います。月齢伐採材について教えてください。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「月齢伐採、木にとって一番いい時期「切り旬」そして、自然に乾かす天然乾燥をモットーにしています。人も木も、月の満ち欠けによって、影響を受けます。オーストリアのエルヴィン・トーマの本「木とつきあう知恵」に、月の欠けて行く時に切った方が虫に喰われにくいとあり、実際に実験をしてみたら、満月と新月で全然違うので、2003年から、新月を過ぎ満月までの、月の満ちてゆく期間の伐採をやめました。」

木野 「満ちていく時はどうなのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「こちらは杭です。左手に持っていただいてるのが新月の前の日に切ったもの。右手が満月の前の日に切ったもの。切った木を葉枯らしいう乾燥で1年半くらい経っています。右手の方が白蟻の食害にあっています。」


木野 「全然違いますね」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「こちらは10年以上経っているのですが、みずきという木です。新月の前の日と、満月の前の日に切った木を重ねておいていたら、満月の前の日の方が割れやカビが発生しました。新月の前の日の木はそういうことがありません。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「歴史を探ると、伊勢神宮の20年に一度の引越し時に使う木も、新月の前日に切ったものだそうです。名古屋城の本丸の復元でも使用した木は新月の前の木です。 満月と新月での違いは、デンプン量の違いです。デンプンをたくさん持っていると、虫やカビの餌になるのです。 次の年輪になる形成層(木が生きている部分)を細かくして、水につけると、満月に伐採した木は水の色が濃くなります。新月の方が薄い。どちらも伐採直後はデンプンが残っていますが、葉枯らしを行うと、デンプンが消費されます。新月の方がデンプンの消費が激しいのです。 冬季伐採と行って冬の間だけ伐採するのですが、12月1月に切ったものを半年おくと夏になってしまう。そうすると4月5月から虫が活発になるので、できれば夏の前にしたいのです。」

木野「日本と海外の環境は違いますけど、影響はありますか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「ありますね。明日が新月なのですが、明日の早い時間には月が満ちてしまうので、今日までしか伐採はしません。欠けていく時期か満ちていく時期かで大きく変わります。知り合いが新月に切ったのに虫に喰われて虫穴が空いたといってまして。よく聞いたら、新月になるのを待って翌日に切ったそうです。それで全然違ってきます。」

池田社長 「月齢伐採の「切り旬」がどんな影響をもたらすかをお話ししてもらいました。いかがでしたか?」

木野「切り旬の話は、本当にびっくりしましたね。1日の中でも変化があるのですね。そういう変化は自分も人間の体内でも行われていると感じています。」

池田社長 「自然の力の影響がこんなにすごいものと思わなかったですね。」

木野「個人的に、満月や新月の2日前くらいが、一番排泄作用が強いと感じていたので、天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの木を見て納得しました。」

 

葉枯らしとは

池田社長 「この後は葉枯らしについて教えていただきます。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「林業というのは、山で木を切り倒します。その葉や枝がついたまま、3ヶ月置いておく。葉が枯れるまで置くのが本来なのですが、半年から8ヶ月という期間になると、木が痛んでくるので3ヶ月以上にしています。 切られても、木自身はまだ生きてると思っているので、中のデンプンを消費します。デンプンが減ることがカビや虫から避けることになります。水分が減って、軽く半分くらいになるリ、虫が食いにくくなる昔ながらのやり方です。 木が軽くなるということは、重機で運搬するので、石油燃料の消費に影響します。石油燃料の消費が少なければ、地球の循環、SDGsにも貢献できると思っています。」

池田社長 「葉枯らしという言葉を聞いたことありますか?」

木野 「葉枯らしという言葉は知らなかったですが人間で言うと断食っぽいですね。」

池田社長 「今の建築業界で、どんな乾燥技術が使われているかというと、天然乾燥の反対側にある強制乾燥です。100度以上の熱を加えて強制的に乾燥させる。戦前この技術はありませんでしたが、日本中焼け野原になり、早く家を建てないといけない状況で、天然乾燥では間に合わなくなり、強制乾燥されるようになりました。今や99%くらいは強制乾燥材が流通しています。天然乾燥材はとても珍しくなりました。」


天竜T.S.ドライシステム協同組合 「業界で99%流通している強制乾燥(人工乾燥)は注文受けてから揃えて乾燥させることができるので便利ですが、木を100〜120度で乾燥させるので、その過程で木の持っている油分が抜けて、中がスカスカになってしまいます。表面が割れないけど、中がスカスカなので、割れてくる。天然乾燥は色艶、香りが違う。天然乾燥の木材の香りは優しい香りがします。 杉にはリラックス効果があるので、内装を天然乾燥材で作るということは、リラックス効果のある家になるのです。天然乾燥の方が香りや吸湿性、空気清浄効果も上がります。」


木野 「全然違います。優しい感じ。」

池田社長 「人工乾燥の方は匂い、天然乾燥の方は香り、そのくらいの違いがあったと思います。」

木野 「食べ物と同じですね。人工のものとオーガニックなもの。体が喜ぶものですね。」

池田社長 「まさに人の体にとって大切なものが、強制乾燥によってほとんど水分と一緒に抜けてしまいます。生きている木は大切なものを持っているが、人工乾燥することによって、失われてしまうのです。縄文杉など杉はとても長生きです。中には3000年超える杉もあります。そして、抗酸化作用が強い。自分で身を守りながら生存しています。そういったエッセンスを天然乾燥材は持っていて、それをずっと保持する力があるのです。これに囲まれた部屋にいたらどうでしょう?」

木野 「いいですね。10回くらい回ってしまいそうですね。そこでダンスをしたら、浮きっぱなしかもしれません。人間の中身もこうありたいですね。」

池田社長 「面白い実験ですが、天然乾燥材と合板の上に動物を行かせると、100%天然乾燥材のほうに行きます。わかるのでしょうね。 天然乾燥材と合板の上で、例えば握力を測ったりすると5%くらい違うそうです。」

木野 「自然とジョイントしやすくなるのでしょうね。自分も食べ物によって体が重くなったり軽くなったりするので、全て同じだと思います。新月の時に切った方がいいと言いましたが、満月の時のメリットはあるのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「お茶や農家さんは、新月と満月で収穫した場合、新月の方が柔らかく、満月の方が濃いお茶ができるそうです。野菜では根菜類は新月の時にパワフルに、葉物は満月の時にパワフルになるそうです。」

池田社長 「杉は湿気を吸って吐く調湿効果が高く、天然乾燥材はさらに強い。私は天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの杉を天香の杉って呼んでいるのですが、その杉に切り込みの加工をしたものがあります。」


池田社長 「切り込みを入れることで、模様だけでなく表面積を広げています。それによって、調湿効果、消臭脱臭効果、フィトンチッド効果が高まるのです。 これも元の素材がいいからこそできることです。また、何も塗らなくても、杉本来の油分でツルツルしています。裸足で歩いても、冷たさがありません。」

木野 「何も塗ってないのにこんなにツルツルなんですか!裸足で歩いて冷たくないのは理想ですね。体感温度って重要ですよね。冬でも裸足でいたいので理想です。 何にも塗ってないのに、こんなにピカピカなんですね。人と同じで油分取りすぎはダメですね。強度もあるのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「粘り気があるので、強いです。強制乾燥は炭化するので、鉛筆の芯みたいなイメージ。ぽきっと折れる。天然乾燥材は木の粘りが残っているのでしなります。地震が突然始まっても、しなってその間に地震が収まれば保っていられます。」

木野 「まさしく人間の体と同じですね。かたいと折れやすい。」

池田社長 「この後は宝の山と呼んでいる倉庫を見学させていただきます。」

後半に続きます

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