木野正人さんが驚いた!月齢伐採のチカラ 【後編】

2020.11.25

天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの工場を見学します。

 

時間をかけて乾燥

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「全てのものを桟積み(さんづみ)して時間をかけて乾かしています。全ての構造材に番号がついています。こちらは2013年に伐採したものです。一つ一つ番号が違います。木に固有の番号をつけて、管理しています。」

木野 「すごい!日向日陰どちらがいいとかありますか。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「挽いた直後2ヶ月雨晒しにします。なるべく濡らした方が中の水分が抜けます。その後、屋根をかけます。最終的には薄暗い屋根下におきます。 切った直後は含水率200%くらいだったのが、葉枯らしをかけて100〜120%になり、製材をして、時間をかけて20%くらいまでになります。」



天竜T.S.ドライシステム協同組合 「赤いところと白いところの差がわかりますか?丸太の中の方が赤い。赤身、白太と言います。白太の部分は生きている細胞なのでここの水分は動くので乾きます。赤身は中の水が動かないので、ゆっくり乾かします。それに時間がかかります。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「こちらでは2018年10月4日の木を製品にしています。木自体軽くなっています。」



木野 「ほんとだ!軽い!!」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「自動で搬送させ、製品になっていきます。材木は捨てるところがありません。端材は紙の原料になるし、皮をむいた皮も粉砕して肥料になるのです。こちらはフローリングとか壁板のものです。」



木野 「艶々していて綺麗ですね。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「いろんな板ができます。板は枯れ枝の跡があります。こちらは加工の途中だけど、枯れた節があると足が引っかかって危ないので、穴を開けて補修をします。」

木野 「住宅らしい匂いがしてきますね。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「現場に行くととてもいい香りがします。 出荷するときは全部削るのですが、含水率は18%くらい。叩くと、音が軽い高い音がします。」

池田社長 「見学してみてどうでしたか?」

木野 「だんだん住宅に使う木らしくなっていく過程が感動しました。全部天然乾燥材。共に生きている感じがしますね。」

バーコードで在庫管理も

池田社長 「こちらは、屋根をかけて乾かしたものを熟成させる場所です。私は宝の山と呼んでいます。」



天竜T.S.ドライシステム協同組合 「乾いたものをここで熟成させています。バーコードがあるおかげで管理ができています。」

木野 「若いよりは年数が経った方が価値はあるのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「高い事はないですが、年数が経った方が、木が落ち着いてきます。乾燥していれば狂うことがありません。」

木野 「組むときに年代が近い方がいいのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「乾燥していればそんなに狂わないです。木は乾燥してないと強度もなく柔らかいのです。檜の場合、200年くらいは徐々に強度が出てくると言われています。その後1000年をピークと言われています。」

木野 「全部バーコードで管理なのですね。これだけ管理していて、ここから選ぶってすごい事ですね。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「何がどこにあるか分けてあり、全部をコンピュータ管理しています。バーコードにより「生産者の顔」がわかるシステムです。山林の緯度・経度・標高・所有者・伐採した日の天気・気温・入荷日・出荷日などが分かります。トレーサビリティシステムだけでなく在庫管理もしています。」

木野 「工場内、ヒノキの香りがすごいですね。」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「こちらは、背割り(木材が乾燥収縮した時のひび割れ防止のために、あらかじめ入れた割れ目)をしている大黒柱になる木材です。」



木野 「立派ですね〜」

池田社長 「どうでしたか?しっかりバーコード管理もされていて素晴らしいですよね。 長く寝かしている中には、何年物があるのですか?」

天竜T.S.ドライシステム協同組合 「2006年のものもあります。アルファベットは木の樹齢です。50年から120年まであります。」

池田社長 「そんな木が柱やフォローリングになったら、たまらないですね。 天然乾燥材は粘りが大きく、簡単には折れません。大地震が来た時でも信頼性が高い木です。人にとっていい成分が出るとかだけではなく、安全性耐久性に優れているのがわかっていただけたと思います。」

木野 「この木材を知ってしまうと、この木を使った家を建てたいと感じますね。」

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